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【金継ぎ教室 初心者の体験実録】3日目|欠けた陶器・お皿の割れの窪みにもっと刻苧(こくそ)を埋める方法

こんばんは!金継ぎ3日目です!

5日前に接着したお皿(左)と 刻苧付けしたお皿(右)です。

【調整】まずはカッターで接着面と 刻苧を付けた面を研ぎます。

結構ごりごり堀って、後で 刻苧で埋めます、

空とぎ320番

【研ぎ】空とぎ320番のやすりを3つ折りにして3分の1を切り取り、切り取った部分から細く丸めます。

刻苧の表面を丁寧に研ぎます。320番がお皿に当たると傷がつくので、 刻苧だけを注意深く丁寧に研ぎます。

先生の手さばき!

表面を研ぐことで、次に塗る漆の食いつきが良くなるそうです。

そして、手袋装着!

麦漆を作って、そのあとすぐ 刻苧漆を作ります。

表面のテカリがなくなり、角がたつまで薄力粉(又は中力粉)を加えて混ぜる

5日前にやったのにもう忘れてる…(泣)

※先生からの一言

麦うるしは基材の一種で、接着に使います。接着面は時間がたつと痩せてしまうそうです。

一方三辺地粉・木粉・刻苧綿で作る 刻苧は骨材と呼ばれ、欠けを埋めるのにつかいますが、こちらは体積は減りません。

麦うるし、最後は先生がやったのできれいです◎

麦うるしに同量の生漆(きうるし)(左)を加えて混ぜます。

(先生に、「普通の漆どこですか~?」と言って「普通ってなんや! 」と怒られる。笑)

前回、漆の種類について全然Pay attentionしていなかったのでうっかり!

(ちなみに1日目の焼き付けの時に使った漆は木地呂(きぢろ)漆だそうです。)

できた
三辺地粉、木粉・ 刻苧綿の3点セット

そして 三辺地粉、木粉・ 刻苧漆を順にそれぞれ60%、50%、40%加えて混ぜていきます。

三辺地粉60%
刻苧綿40%
(この前に混ぜた木粉の写真は撮り忘れました)
出来上がった 刻苧はサランラップに移して、一度定盤を灯油できれいに。

お皿の欠けと、くぼんでる接着面に 刻苧を竹べらで塗っていきます。

刻苧は使う分だけ、ちょっとだけ出しておきます。これでも余ります。
塗りにくかった…

余った 刻苧はさっきのサランラップに追加して入れて、再利用です。

今日はここまで!

毎週火・木に教室に通っているので、また2日後にご期待を♡

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