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【金継ぎ初心者の自宅で挑戦実録】】現代日本の陶芸家125人の1人、渡辺均矢さんの器の欠けを修復!

大きく欠けたお皿は、悲しむのではなくチャンス!と思ってポジティブにとらえる、金継ぎストYukiです!

今日は、世界平和を願って「千羽鶴」の文様を描いた金継ぎ(金は撒いていませんが)の工程をご紹介します^^

お絵描き楽しいので、欠けは埋めるだけでなく、Artとして目を楽しませてみては♪♪

焼き付け

写真はないですが、欠けを少し研いで、木地呂漆を塗って余分な漆をティッシュで拭き取り、オーブンで120度2時間焼きます。

後の刻苧(こくそ)などの食いつきが良くなります◎

欠けを刻苧(こくそ)で埋めます

少しずつ埋めないと漆が乾かないので、何回かに分けて埋めます。
やっと埋まった!

切子漆(きりこうるし)を塗ります

刻苧よりさらさらしているので塗りやすいです◎
刻苧よりはすぐ乾きます。

生漆を塗ります

写真ないですが、切子漆を塗った場所を研いで、生漆を塗ることで、より強固にします。

黒呂色漆を塗ります

つやつや☆
ここで完成にすると「闇継ぎ」といいます。

千羽鶴を描きます!

ノートに練習してから、いざ、白色うるしで欠けに書いていきます!失敗は許されない ( ´ω` ):

銀粉を撒きます

千羽鶴は銀色にしたかったので…銀粉を撒きました!

一気に撒きます!!

一晩おいて、余分な銀粉を回収。

紛固め(ふんがため)

生正味漆(きじょうみ)うるし:灯油=1:1で混ぜたものを薄く塗り、ティッシュでおさえます。

漆風呂で1晩寝かせます…

磨き

銀を撒いた線だけ、鯛牙で磨きます。

光ってきたら完成!!

完成した千羽鶴の文様

楕円の取り皿の絵が、広い平原のように見えたので、鳥が飛んでいるといいな、と思い、この絵柄をChoiceしました。

最近買った「日本の文様」の本

文様の幅を広げたいと思い、数ある書籍の中から一番スタンダードで、カラーで見やすい「日本の文様」という本を購入しました。

実はWebデザイン用なので、CD-ROMもついています◎私は使いませんが…

皆さんもご興味があれば是非♡

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