コロナ禍、お家でずーっと過ごすのは、身体的にも心理的につらい。。。
そこで、感染予防対策はバッチリにして、金継ぎ教室に出かけてみては、いかがでしょうか?
最近は若い方の新たな教室参加が増えているようです。
そしてここ東京都内にも、いくつかの金継ぎ教室があります。
今回は、どのような金継ぎ教室があるのかと、その選び方をご紹介します。
対面 vs オンライン
最近は「オンライン」で、Zoomを使って金継ぎ教室を行うところが、少数ですがでてきました。
コロナ対策として画期的な試み!
先生の金継ぎしている様子を見ることができます。
しかし、生徒地震がパソコンに慣れている必要があり
自分の金継ぎの様子を伝えるのは難しいです。
また、人数が多いとなかなか自分から発言しにくく
インターネットの接続が悪いと、せっかくの教室時間が楽しめなかったり。。。
(それなら、無料のYouTubeの金継ぎ動画見た方がいいかな、、、なんてことも)
そこで、まだまだ根強い人気なのが、自分からお教室に通う、対面型の金継ぎ教室。
人気の教室は、このコロナ禍でも、数ヶ月先まで予約が取れないほど埋まっていたり。
さらに、ご予算に余裕がある方は、地域と場所が合えば、金継ぎの先生を自宅にお招きしてマンツーマンの授業を依頼することもできます。
(ただし、これをやっているところは非常に少ないです)
開講日の種類
みんな同じ工程を同じ時間に行い、全部で6回!などの一緒に進める形と
月に何回か開講しるので好きなときに参加して、それぞれが自分のペースで進めていく形があります。
前者は、毎週何曜日の何時からで、連続6週間、など日時が決まっており
参加できない日があっても、全ての開講日分をセットで前払いが必要なことがあります。
開講日時とご自身のご予定をしっかり確認しましょう。
また、3分割以上割れた破損度の大きい器など、難しいタイプの器を直したい場合、開講期間中にみんなと同じペースでは金継ぎが終わらないことがあります。
その場合、自宅で宿題になることがあるので、注意しましょう。
レッスンのはじめに先生に、自分が金継ぎしようとしている器を見せて、開講期間中にみんなと同じペースで金継ぎができるか、確認しましょう。
一方、金継ぎ教室が頻繁に開催されていて、好きな日時に参加できるタイプは、
自分の器に合わせて焦らず進められるという面では、良いかもしれません。
開講日によって違う先生が教えている金継ぎ教室では、先生によって金継ぎのやり方が違うことがあるので、注意しましょう。
同じ先生の講座に参加する方が、一貫性を持って学ぶことができます。
このような好きな日時に参加できるタイプの教室では、自分のペースで進められますが、
生徒さんがそれぞれ異なった状態の器と進捗のため、
先生が1人ずつ指導することで、他の生徒さんに時間をとられてしまうこともあるかもしれません。
みんなで一緒に進めるタイプでは、先生が全員に同じときに説明をするので、その分少し時間が省けます。
どちらのタイプの金継ぎ教室も一長一短ですので、総合的に考えて選びましょう。
金継ぎ教室の1回のレッスン時間
金継ぎ教室の1回のレッスン時間は、おおよそ90分〜2時間半が多いです。
あまり時間にきちきちした感じではなく、来た人から金継ぎ準備をして、先生と話して作業を始めたり
早く終わったらレッスン時間終了まで待たずに、帰ることもあります。
破損度が少ない器1つだけ持っていくと、時間を持て余してしまうかもしれません(1箇所が小さく欠けただけの器など)
レッスン時間をフル活用できるよう、友人の壊れた器を直してあげたりして、金継ぎする器の数を調整するのもよいでしょう(๑˃̵ᴗ˂̵)و.
金額
対面のグループで行う金継ぎ教室の値段は、1回4000円〜7000円が相場です。
金継ぎ教室の多くは入会金が必要です。(だいたい1万円)
最初に金継ぎの道具一式が揃った「金継ぎキット」を購入することが多いです(だいたい1万円)
場所によっては、教室内で金継ぎするために作務衣の購入が必要なところもありますが(1着6000円くらい)
通常はご自身のエプロンを持参して行うところが多いです。
都度1回払いのお教室や、まとめた回数を払うと少し金額がお得になるチケット制や
たくさん来ても来なくても定額支払いの月謝制のところもあります。
金継ぎの種類 – 伝統 vs 簡易 –
金継ぎ初心者には意外に知られていない、金継ぎの種類。
縄文時代から発達し、室町・安土桃山時代には一生を風美した、伝統的な日本の修復技術、金継ぎ以外にも
江戸時代後期には「焼き継ぎ」といわれる、欠けた部分を粘土で埋めて焼成する方法もありました。
最近は、時代の進化と共にすべてを簡略化して、瞬間接着剤や合成うるしなどを使った「簡易金継ぎ」と呼ばれる方法もあります。
それぞれ一長一短なので、ご紹介します。
伝統的な金継ぎ
伝統的な金継ぎは、本漆や、自然の材料を使用するため、食器にも安心してできます。
しかし漆が硬化するのに時間がかかるため、2-3ヶ月かけてゆっくり行うことになります。
また漆の硬化には特定の条件が必要で(温度20-30度、かつ、湿度70-85%)
金継ぎ中は、漆風呂という紙や木の箱が必要になります。
漆は時間が経てば立つほど強固になるため、金継ぎ完成したばかりの器は、ゴシゴシ洗ったりせず、より慎重に扱うことをおすすめします。
焼き継ぎ
焼き継ぎは、粘土で埋めたりくっつけた器を、数100℃の窯で器を焼いて固めるため、
器によっては変色してしまい、適さないものもあります。
また陶芸の窯を持っているところは少ないので、一般的な金継ぎ教室ではこの方法は用いられません。
簡易金継ぎ
簡易金継ぎは、瞬間接着剤などで割れをくっつけるため、短期間に完成します。
ただし、エポキシと呼ばれる排水管の穴を塞ぐための化学物質を器の欠けの埋めに使用したり、
皮膚のかぶれが起きにくいと言われている合成うるしに食品安全法を通っていないものがあったり
代用金粉に鉛が入っているので食器には適さなかったりと
簡単にできる裏に、広く知られていないこともあります。
また簡易金継ぎに挑戦した友人曰く、食器ににエポキシや合成接着剤で金継ぎをしたところ、その部分を口元にもっていくと化学物質の臭いがするそうです。
ただし、口にふれない置物や陶器の人形には、新しい選択肢になるかもしれません。
金継ぎ教室の場所
金継ぎの先生が公民館やカフェなどを借りて教室を開く場合と
金継ぎ教室専用の店舗で開催する場合があります。
前者では、金継ぎ作業中の器を置いて帰ることができないので、
器を持ってきて、持って帰るための箱と袋の準備が必要です。
また自宅に金継ぎ器を保管するための「漆風呂」を作成して、器の保管が必要です。
後者は、金継ぎ教室に「漆風呂」が備え付けられていることが多く、
漆を塗った作業中の金継ぎ器を、置いて帰ることができます。
ただしたくさんの器を長期間置いておくと、他の生徒さんの場所がなくなってしまうので、
金継ぎ教室には定期的に通って、完成させたら速やかに持ち帰りましょう。
金継ぎ教室の選び方・まとめ
金継ぎ教室は
①オンライン・対面
②開講日と時間
③金額
④金継ぎの種類
⑤開講場所
などによって、様々な形態のものがあります。
上記以外にも、自分に合った教え方の先生がいることや、
教室自体が家の近所にある、なども重要な条件になるかもしれません。
ご自身にあった金継ぎ教室を選んで、楽しく金継ぎしましょう♪
【2020年年末・年始】 金継ぎ教室 東京・四谷
日時と予算があえば、是非お近くの金継ぎ教室に通って見てはいかがでしょうか?
私はこれまで、直接ご依頼のあった個人にのみ特別、金継ぎを教えてきましたが
半年でプロになって、卒業されました\(^O^)/
そこで、今後はもっとたくさんの方に金継ぎの魅力を伝えたいと思い、
2020年12月・2021年1月に、東京の四谷、荒木町エリアで、金継ぎ教室を開講します!
全部で13回開講され、いつ参加してもオッケー。入会金もありません。
もし13回の開講中に自分の器の金継ぎが終わらなかったら?
2021年1月末(2月になるかも?)に広尾の素敵な物件の1階に教室をオープン、ほぼ毎日開講しようと思いますので、続けてご参加ください!
広尾に来れない方には、、、何とかしますのでご相談ください(笑)
12月・1月から金継ぎ教室に参加していただいた方は、その後の広尾教室も、入会金無料です。
東京・四谷金継ぎ教室 Information【2020年12月〜1月火・木 14:15-15:45限定】
あなたの大切なうつわ、欠けたり割れたりしていませんか?
一緒に金継ぎでお直しして、生まれ変わった器と新年を迎えましょう!
食器にも安心の本漆と純金粉・銀粉を使用した、伝統的な金継ぎを学びます。
全13回開講する金継ぎ教室の中で、好きな時に何回参加してもOK!
最低5-6回で1つの器が修理できます。器の破損度によりますが、数個のうつわを金継ぎできますのでご相談ください。
入会金なし、受講料1回5,000円、金継ぎキット10,000円を初回購入いただきます。
ご予約はこちら↓↓↓(クレジットカード決済できないため当日現金払い)
ご質問など、気になることがありましたら、お気軽にメールにご連絡くださいね!
ご参加お待ちしております!