まずは前回の続きから^^
前回お皿に撒いた銀。毛棒で余分な分を回収しました。再利用◎
続いて、銀を撒く予定のお皿に白色漆を塗って、その上に銀を撒きました◎
これは漆風呂に寝かせて次回、銀紛を回収します。
そして、銀を回収したお皿は次の工程へ!
先生が忙しくて置き手紙を…
粉固め(ふんがため)します!
これを蒔絵筆で銀を撒いた割れ目に塗っていきます。
ちなみに!灯油をどこで買えばよいのか分からず、とりあえず東急ハンズの金継ぎのグッズ売ってるコーナーにあるテレピンが家にあるのですが、テレピンと灯油の違いを先生に質問しました。
なんと、テレピンは灯油に比べ揮発速度が遅いそうです!
しかし、灯油の代わりにテレピンを使って問題ないと、OKをいただきました!
(私が習っている師匠は、10年以上金継ぎ教室で講師をされ、芸大でも教えていらっしゃる、伝統的な金継ぎの師匠なので、私が全てを吸収して受け継ぎます!)
そして、これを塗ったら漆風呂へ!
続いて、いよいよ最終工程!金の磨きをします!
鯛牙(たいき)で金撒き&紛固めした部分をやさしくこすると、金が光ります!
黒呂色漆を塗って水溶きをしたときに、お皿と 刻苧を埋めた場所に隙間があったのと、金の撒きが不十分だったため、左上部分にきちんと金が撒けませんでした…
反省!!
黒呂色漆の工程をなめてました…
そして!3つのお皿の金継ぎが完成したので披露します!!!
「最初の金継ぎにしては丁寧にできました」とお褒め(?)の言葉をいただきました。
上の3つのお皿は、友達からお借りした、1枚3000円くらいする、なかなか良いお皿です。
本物の金で継いだので、喜ばれるといいな♪♪
完成の喜びもつかの間!新たな欠けたお皿を入手したので、早速取り掛かりました。
どうやって入手したかというと、とっても偶然で…
金継ぎのために表参道の彩泥窯に通った帰り道。少し早く終わったので近くの雰囲気の良い食器屋さんに入ったところ、たまたま淵が欠けているこのお皿を発見!
図々しくも、店員(オーナー?)さんに、「このお皿欠けているので、安く譲ってください」とお願いし、お値段の交渉をして…2100円で売られていたところを300円(税込み)でお譲りいただきました!
(もうちょっと値切れたかも…?!笑)
金継ぎが好きすぎて、欠けたお皿を発見する目が養われている気がします!ほんと、運命です!
まずは欠けを240番で研いで、木地呂(きじろ)うるしを塗って、ディッシュでよく拭きとります。
ちなみに、焼き付けには生漆を使うと本に書いてあったのですが、私の先生は生地呂漆を使うので、生漆と 生地呂漆の違いを先生に質問したところ、水分の含量が違うことが分かりました!
生漆は水分が多く、焼き付けで気泡ができやすいのですが、生地呂漆は水分が少ないので焼き付けに向いているそうです。
そういうことなら、私は今後も生地呂漆を使います!(ということで、お買い上げ。40g1500円)
ちなみに、私が参照している本はこちら。
おうちでできるおおらか金継ぎ [ 堀道広 ]価格:1,944円 (2019/8/31 20:14時点) 感想(1件) |
塗った後は120度で2時間焼いてもらって帰りました。
いいお皿を金継ぎすると、気持ちがいいですね!
(いいお皿じゃないお皿って…まだ終わらないこれのことです…笑)